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ほんとうの環境問題
おすすめ度 4.0
(41件のカスタマーレビュー)
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116人中99人が「参考になった」と投票
★★★★☆
ほんとうの環境問題とはなにか, 2008-03-29, ID:A66QMQL4Z2HFEさん
本書を読んで強く印象に残った部分をまとめてみました。ご参考にどうぞ。
養老先生の主張
・現代の文明というものはエネルギーに依存し、そのエネルギーを多量に使用して
いるのはアメリカ。アメリカ人の石油の使用量を半減させるのが先。
・環境問題について日本人の責任は60分の1。
(世界の人口が60億人、日本人が1億人として)
世界に対していい恰好しようとしても意味がない。
・京都議定書は政治的問題。だまされてはいけない。日本は温暖化しても困らない。
池田先生の主張
・地球は今までに何度も温暖化と寒冷化を繰り返している。
・日本はロシアなどからCO2の排出権を買おうとしているが、2兆円ほどかかる。
実にムダ。
・日本は毎年温暖化対策に1兆円を使っているが、今後100年間で100兆円使っても
問題は解決しない。問題が起きた後の対策を講じるべき。
両先生に共通するのは、問題を大きな視野で考えなさいということのようだ。
それができずにあらぬ方向に進んでいくことが「ほんとうの問題」なのかもしれない。
77人中62人が「参考になった」と投票
★★★★★
本当の環境問題とは何かを考える契機に, 2008-03-28, ID:A283BOCCMO335Pさん
池田さんが述べている”環境問題”にはトレンドがあるように思うは非常に良く理解できます。現在はゴア氏の影響で温暖化問題が叫ばれているが、10年前は「環境ホルモン」が問題視され、関連本がたくさん出た。トレンドに合わるかのようにマスコミはそれぞれの問題を大きくクローズアップするので、私たちは環境問題に対する視野が狭くなる。
本書は、どうしても視野が狭くなる我々に対して、環境問題の本質を教えてくれる。環境問題の第一はエネルギーの問題であり、温暖化問題も重要ではあるが問題の枝葉に過ぎないことを諭してくれる。
最終章の、養老さんと池田さんの対談では”今の環境問題”の問題点が語られている。対談式でかかれていることでとても分かりやすく、読みやすい。余談ですが、池田さんの突っ込みは相変わらず面白い。
18人中15人が「参考になった」と投票
★★★★☆
結論は出来るだけ何もしないこと, 2008-08-28, ID:A2TTKALP3A7RG7さん
「バカの壁」の養老先生が書いた環境本。
「不都合な真実」でノーベル平和賞を取ったアル・ゴアの自宅は冷暖房完備で毎月の電気代が何十万もかかっているとか(笑)
(何かの週刊誌にも、ゴアの温暖化を危惧する意見は、彼が原子力推進派だからと書かれていた記事があったような…)
環境問題でゴミとリサイクルの問題は、一刀両断今のリサイクルがいかに無駄で業者やその法律を作った人たちの利権と天下りの温床になっているかが書かれているし、エネルギー問題は、世界各国のエゴと日本ののんきで無策な官僚たちの実態が書かれている。
少子化は別に問題ではないと訴え、逆に日本は6千万人くらいの方が住みやすいしエネルギー食料もうまく回ると断言する。
地球温暖化については、これまた日本のバカなやり方に言及、京都議定書を守っても、地球全体にとってはへのツッパリにもならないことを具体的に言及し、CO2の排出基準を買い取らせようとするヨーロッパの国々のしたたかさ。
すべてが「金」で動いていて、日本だけが感情論で「日本だけでもやらなければ…」と無駄な努力を律儀にやろうとして、世界各国から陰で笑われている…。
環境に一番いいことは、出来るだけ何もしないこと。大量消費してリサイクルして…というのはまさに自己満足だけの何も効果のない無駄な動き意識である。(そのリサイクルで利権を得ている人物や業界にとっては別だが)
世界が200カ国以上あるというが、水道水をそのまま飲める国は、全世界で7カ国しかないのだという。
そんなすばらしい国に住んでいることを誇りに思い、出来るだけ自給率を上げる、無駄遣いをしない、物を捨てない、食べ残しをしない、賞味期限などは自分で食べてみてにおってみて判断する…こんな生活を送れば、まだまだ全然日本はいけると思う。
問題は、ノー天気でわがままなおせっかい屋のアメリカと、中国インドだ…。
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★★★★☆
もっと、ぶっとんだ本かと思いました, 2008-03-24, ID:AOKUSWEQY84Y5さん
養老さん、池田さんという組み合わせだったので、
もっととんでもない内容の本かと思いましたが、
そんなことはありませんでした。
「地球温暖化」よりも、「エネルギー」「食料」こそが
本当の問題だ!と、それらにも紙面をさいていますが、
それだけでなく、「温暖化」の問題についても触れています。
(もちろん、温暖化の問題と、エネルギー、食料の問題は
大きな関連があります)
多少強引だなと思うところも、なかにはあるし、
お二人とも、専門ではない点についても論じているので、
どこかで聞いたような議論だな、という部分もありますが、
少し行きすぎだと思われる、現在の環境原理主義的な
考え方を、冷静に眺めるためには、有益な一冊だと思います。
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★★★★★
時勢に流されない脳をつくる思考訓練, 2008-08-13, ID:ABWTSCDHTP90Hさん
本書の環境問題についての立場を全面的に受け入れる必要は無いが、マスコミと政府・行政により大量に流される情報攻勢、時勢に流されない脳をつくる思考訓練のための一冊として読めば価値のある著作である。
本書が、何か腑に落ちないモヤモヤを持ちながらも、あえて時勢に抗するとまでは言わないが、乗りきれない「正義・正論」の風潮に一矢ならぬ一つまみの毒消しとして作用することを願う。
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