アマゾンのレビューを一気読み Revilist
クラインの壷 (新潮文庫)
おすすめ度 4.5
(48件のカスタマーレビュー)
中古最安値:1円
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8人中8人が「参考になった」と投票
★★★★★
傑作, 2004-08-18, ID:さん
この本は、ミステリというよりは、サスペンスと呼んだほうが合うかもしれません。
たしかにミステリの要素はありますが、犯人が誰かを見つけ
出すという物ではありません。
ですが、ジャンル分けなんてどうでもいいことなのでしょう。
決して短くはない量を、苦もなく読ませてくれる作者の文章力。
綿密に調べられた情報を元に、練り上げられた構想。そして、SFという特殊な設定にもかかわらず、完璧なまでの整合性もって
驚愕のラストに読者を導いてくれます。
文句なしに、おすすめできる一冊です。
コンビを解消してしまったことが、本当に悔やまれます。
5人中5人が「参考になった」と投票
★★★★★
現代社会の「怖さ」がここに, 2007-04-29, ID:A1AYHI41D638RIさん
ヴァーチャルリアリティの恐怖を描いたSFモノの傑作。最初は自らが書いた作品がゲーム化されると聞き、喜び勇んでテストモニターになったのだが、そのあまりにもリアルなヴァーチャルの世界に引き込まれ、いつしか現実と虚構の境がつかなくなる。スピード感あふれるストーリーに引き込まれると同時に、ラストの展開に恐怖を感じずにはいられない。
15人中13人が「参考になった」と投票
★★★★☆
89年の作だが, 2005-04-05, ID:A2CAUVZMJLKJIDさん
触覚、嗅覚、味覚まで実際に体験できるヴァーチャルリアリティ・システム『クライン2』の製作に関わることになった彰彦。テストプレイヤーとして参加していくが…。
あまり作品のネタバレはしたくないのだが、内容としては崩れ行く自我、自己が描かれている。岡嶋二人名義ではあるが、実質的には(現PN)井上夢人が一人で書いていたらしいが、確かにこのテーマ自体は、『メドゥサ、鏡をごらん』であるとか、『プラスティック』であるとかに通ずるものがある。既に、井上夢人の作風というものが出来上がっていた、ということをこの作品を読むと感じることができる。
この作品が書かれたのが89年。「ゲームブック」という単語であるとかに時代を感じる部分がないわけではないのだが、文章自体に古臭さを感じることはない。むしろ、まだファミコンソフトが最新のゲーム機であったようなこの時代に、実体験できるゲーム機、というアイデアで作品が描かれた先見性に脱帽せざるを得ない。
現在でも十分に楽しめる作品だと思う。
9人中8人が「参考になった」と投票
★★★★★
岡嶋二人の最高傑作, 2006-11-12, ID:A1JBJ436BBRSDYさん
もう10年以上前に読んだ本だが、佐藤藍子主演(TVデビュー作ではなかったか)でドラマ化されたせいもあり、細部まで良く覚えている本である。
読後感はただ一言「怖い」だった。当時ダビスタにはまり、週末金曜に帰宅してから日曜に寝るまでダビスタをし、平日は仕事をサボっては読書という生活をしていたこともあり、本当に怖かった。
私にとってはホラーとも言える作品である。
3人中3人が「参考になった」と投票
★★★★★
非常に面白い。, 2007-04-26, ID:ASCVORDPEUWXYさん
何冊か推理小説を読んでいると、「展開が途中で読めて面白くなかった」小説というのもたまに、あります。
この小説も、同じようにラストというか展開が途中で分かってくる方も多いのではないかと思います。でも、最高傑作というのはそれでも面白い。まず、設定がずば抜けて面白い、伏線の張り方および回収の仕方、最高です。20年近く前の作品ですが、ミステリ好きなら読むべき一冊だと思いました。
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