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幽霊人命救助隊 (文春文庫)

星5つ: (48)
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星2つ: (5)
星1つ: (0)
おすすめ度
4.5 (66件のカスタマーレビュー)

ケータイで読む
No. 1
11人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 深夜に読破, 2007-08-06
By ID:A155N7WSY9TV0Uさん
友人に進められて読み始めました。
最初は話の設定に「これでいいのか??」とは思いましたが
読んでみると、なるほどこれでいいのだと思いました。

内容の重さに設定がごちゃごちゃすれば読み手の理解が遅くなってしまいますし
映像ではない小説は主人公の不自由さを伝えるのに手間取ってしまいますから設定は軽く、そして人に突っ込みを入れられるぐらいの方が解りやすいのだと思えました。

そして一番大きかった事が話の内容を含め神様が人をたいして助けない事です。
「49日で100人の自殺志願者を救え」なんだそれは!と抗議したくなる事を言う神様
せっかく与えた命を粗末にしおって、と呆れる神様
あぁ、この神様は親であり先生であり上司なのだと思いました。
助けてやりたいが自分自身の問題に私が首を突っ込むわけにも行かないが、かといってほおって置くわけにもいかないそんな中で"自分で見つけて来い"と後ろから4人の尻を叩いた。
そんなふうに思いました
親近感をもてる神様は私の神様像と近かったんです。

それぞれの死に方、時代は読んでいて飽きがきませんでした。20代の私には解らない言葉が飛び交う場面は笑えます。
時代の違いはこんなにも人の思考を変えるのかとも感心できます。
読み手を選んでしまうかもしれませんがぜひ読んで欲しい一冊です。
No. 2
18人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 伝えたいことがあるから、人を惹き付ける形にして、伝える。, 2008-01-06
By ID:A1GNZUB6ZBGXOJさん
夕方からちょっと読み始めたらおもしろくてやめられなくなり、一気に読了。テーマは、「うつ状態に入り自殺しそうな人をいかに助けるか?」です。このテーマで正面から書いたら、大変暗い話になってしまいます。それをこの本は、見事にエンターテインメントに仕立て読ませてしまいます。
受験を苦に自殺してしまった高校生の幽霊に神様が言います。「49日以内に100人の自殺志願者の命を救うことができたら、天国に行かせてあげよう。」頼みの綱は、3人の仲間と神様からもらったいくつかの小道具。一人、また一人と苦労して助けていくうちに、孤独・貧困・いじめ・借金苦・失恋など人が死ぬ数々の理由や、人間の弱さや強さ、命の尊さに気付いていく・・・。
著者の、自殺志願者を救いたい、救う方法をみなに伝えたいという想いがあふれています。「何か伝えたいことがあるから、人を惹き付ける形にして、伝える。」と言う意味で、大変成功している本です。感動します。うつについて勉強になります。そして何より、おもしろいです。ぜひ読んでみてください。
No. 3
15人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 高野和明のヒューマニズム, 2007-09-07
By ID:A1JBJ436BBRSDYさん
「幽霊人命救助隊」こんなふざけたタイトルの本で泣くなんて思いもしなかった。
それも大泣きに近い形で。
600ページの本だが、読み出したら止まらない。
文章が平易で読みやすいのでするすると読めてしまう。
決して格調高い文章ではないが、こう読みやすい文章を書く人は少ない。
よく推敲された文章だと思う。

13階段で衝撃的なデビューをし、2作目、3作目と迷走した感じだが、
やっと自分の居場所を見つけたのではないか。
高野和明の人間に対するあたたかい視線は、作者自身が大事にすべきものだと思う。


この本、題名でかなり損をしたのではないか。
もっと今風の題名がついていれば、本屋大賞に選ばれていたかもしれない。
それぐらい、いい本です。そして、生きていくうえで役に立つ本です。
老若男女を問わず、広く薦めたい本である。
この本にめぐり会えて、本当によかった。
心の底からそう思う。
No. 4
19人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 「死なないでください、日没まで。必ず助けに行きます」, 2007-06-06
By ID:A1X99OZOGZ6QCYさん
テーマは、自殺と、うつ病です。
とっても重いテーマなのですが、正面から取り組んでいます。
でも、決して暗い語り口じゃないのが、本書のすごいところ。

それぞれの理由で自殺してしまった4人の幽霊が、天国に行くために49日間で、100人の人命を救助する話です。

本書の中で、うつ病が大きく取り扱われています。
そして、それにまつわるいろいろな情報が、盛り込まれています。
本書で繰り返し、力説されているのは、うつ病は、治療で完治するってことです。
一時期TVで同様のCMが流されていましたが、まったく伝わらなかった記憶があります。
本書を読むと、ためらわずに病院にいくべきだ、ってことが理解できます。

本書で感心するのは、「幽霊人命救助隊」は、問題を解決してない点です。
問題を解決しなくても、自殺を食い止めることができる。
どうすればいいのかは、是非本書をお読みください。
No. 5
19人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 この世の人たちのそばに居させてくれ, 2007-05-04
By ID:A2ZDSX5SDN0YB5さん
 自殺した幽霊4人が、神から「自殺をしようとする人間の命をすくうのだ」と命を受け21世紀の東京に送り込まれる。49日に100人の命を救うための奮闘が始まる。

 救助隊のメンバーが予備校生、ヤクザの親分、中小企業の社長、暗い雰囲気の若い美女…の幽霊。
 しかもそれぞれ生きていて時代が微妙に違うので、話がかみ合わなかったり、なつかしい流行語が飛び出したりと、笑う場面がたくさん出てきます。
 扱っている自殺について、正面から取り組んで描いてあるので読み応えがあります。
 自殺願望のある人たちの心理描写や、幽霊達の悔恨の場面で何回も涙しました。
 さらさらと読みやすく、笑わせてくれる、でも押さえるところがしっかりと描いてある。
 とても面白い、良い本でした。
 なるべく多くの人が読んでくれたら、と思う本です。
 
No. 6
6人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 読むカウンセラー, 2008-09-03
By ID:A2SR1S1O841Q3Lさん
4人の自殺者が神から命じられて地上に幽霊として舞い降り、次々と自殺志願者を救助していく話。あり得ない設定ではあるが決して空想上の物語ではなく、自殺志願者の動機および背景に現代の世相がリアルに浮かび上がってくる。
この小説では現代人の様々な苦悩が描かれている。例えば、過酷なサービス残業を強いられてうつ病になった人、愛情に飢えたまま育ち、社会の欺瞞や批判から自分の心を必死に守る人、消費者金融に手を出して借金地獄に陥った人、銀行の貸し剥がしに合い会社が倒産して莫大な負債を負った人・・・。救助隊はこれらの自殺念慮を持つ人々に解決法を、または自殺が得策でないことを吹き込み説得していく。
この小説で示される数々の苦悩の中に、読者自身の苦悩と重なる部分が見つかるかもしれない。そして読者は自分の苦しみを解決する一筋のヒントをもらえるかもしれない。精神的解決あるいは現実的解決のためのヒントを。
私自身、自分の悩みと自殺志願者達の悩みが多少オーバーラップし、読み進める内に私がカウンセリングを受けているような気分になった。単なる小説ではなくカウンセリング機能も持つと言ったら大袈裟だろうか。
とにかく中身の濃い一冊で一読をお勧めする。
No. 7
6人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 こんな小説に久しぶりに出会った。, 2007-08-04
By ID:A1S00M1C4NLK8Zさん
参りました、このお話しの内容に。やられました。大泣きしちゃいました。
設定的に色々といわれている方もいらっしゃいますが、幽霊だって、決して万能ではないというところが、私は面白いとも思います。また、テンポ良く話が進み、かなりの分厚さにもかかわらず、すらすらっと読めました。
泣いて笑って納得し、考えさせてくれる・・・そんな内容の小説、ここしばらく出会っていなかったなあ、本当に。小説のタイトルからして面白そうだと思えるものが昨今、少なくなっている気がしますが、このお話しはここ数年の中で私自身の「最大のヒット」だと思っています。
No. 8
16人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 快作, 2005-01-06
By ID:A9Y2GFERL0L01さん
自殺をした4人の男女。自殺した時期も、年齢も、理由もちがう4人が、自分たちが天国へ行くため、神様の命令で地上の100人の自殺志願者を助けることになる。
と書いてしまうと、どこか胡散臭い作品のように思えるのだが、実際は全く異なる。救助対象者(自殺志願者)と、救助者の目を通し、現代社会に作者が感じている問題を提起し、救助活動を通して、作者なりの解決案を提示している。軽快な文体に包まれているが、実は骨太の作品である。

作品自体も、先述の軽快な文体に加え、それぞれの救助活動が一話完結のようになっており、長編の形態は取っているものの、実は連作短編集のようになっており、とても読みやすくできあがっている。終盤からラストシーンもとてもきれいにできあがっている。

乱歩賞受賞作「十三階段」の作者でもあり、ミステリーを期待して読む読者もいるだろうが、この作品は厳密にはミステリーではない。しかし、むしろ、そのような垣根を取り払い幅広い読者に手にとってもらいたい作品である。

残念ながら、現時点であまり話題作にはなっていないかもしれないが、2004年に出版された作品のなかで、是非周りの人に勧めたくなる作品のひとつである。

No. 9
5人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 「自殺大国」を返上するために, 2009-04-06
By ID:A1PITS9TMTER89さん
本書は実に楽しいエンターテインメントである。多くの人に読んで、笑って、泣いてほしい。

しかし本書の背景にある日本の自殺者の数は尋常ではない。
年間3万人を超える自殺者数というのは、人口当たりにしてアメリカの2倍、イギリスの3倍にのぼる。あまりのことに「自殺対策基本法」が2006年に制定されている。しかし、これは「総論」だけの法律であり、各論的な対策はまだまだである。

本書の中でもリアルに指摘されているように、例えば「連帯保証人制度」というのは「自殺者をつくりだす」制度なのである。ハンコ一つ押したために他人の借金のために身ぐるみ剥がされてしまうという理不尽は、諸外国には見られないものだ。また「連帯保証人に迷惑をかけられない」という義理に迫られて自殺に至るという構造が明らかにある。「命で借金をあがなう」という社会構造は前近代的と言うしかない。自殺を減らすためには、このへんから見直していかなくてはならない。

本書を読んで大いに笑って泣いて、そしてちょっとだけ考えて、行動してほしい。
とりあえずは「自分は絶対に連帯保証人にならない」ということを徹底するところあたりからでもよいので。
No. 10
5人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 娯楽大作だと思います, 2008-09-20
By ID:AO5QA2ERM3S8Lさん
まあいろいろ矛盾はありますが、素直に楽しめます。感動もします。オススメです。
No. 11
5人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 プロの描くエンターテイメント, 2008-01-06
By ID:A1GRX4KL03DLEMさん
昔『800万の死にざま』という小説がありました。
舞台のNYでは800万人の人口に対して800万通りの死にざまがある。
という意味なのですが、本作は舞台の東京での1000万の死にざまが
描写されています(実際には救助されてしまうので死にませんが・・・)。
その死にざまの中から自殺に焦点を当ててストーリーが展開していきます。

著者は「自殺」を描写するに当たり、膨大な資料に目を通した後が伺われ、
自殺に関する社会学論文並みに情報が満ちています。
しかし本作のすごいのはこれらの情報を分かりやすくて、おもしろい
エンターテイメントに組みなおしてある点です。近年増加している自殺の統計、
動機、対処法、そして考察といったシリアスで難しい題材をエンターテイメントに
作り上げる事は、素人には真似のできないプロの仕事だと思います。

題名だけ見ると、敬遠してしまいそうな軽い印象があるのですが、
内容は多くの切り口をもっていて、読み手のレベルに応じて楽しめる
守備範囲の広い良書だと思いました。
No. 12
10人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 高野和明ってこういうのも書くんだ。, 2004-05-31
By ID:A2VQHZSIXSEM5さん
仕事の合間などに読み続けて、ほぼ24時間の間に読了。

これが、あの「13階段」とか「グレイブディッガー」書いた人の作品なのか。おもしろかった。今年のおすすめ(といっても、そんなに読んでいないけど)

自殺して、天国までの中間地点にたむろしていた老若男女4名が神の思し召しで、自殺者を食い止める役割を仰せつかる。という話。7週間で100人救助することがノルマなんだけど...世の中の厳しさがわかる、と同時に、捨てたもんじゃないなぁ、とも思うし...とにかく、娯楽小説と言っていいと思う。

短時間で一気に読ませてしまうほど、おもしろかったのだ。

No. 13
15人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 半端じゃないおもしろさ!, 2007-05-17
By ID:A8JQ79V2660S7さん
先ず、みんな読んでね!
とにかく現代人の持つ心の底にある「病巣」を取り除く凄い内容ですよ!

孤独な人生の解決手段あり、離婚問題あり(しかも子供の立場にたって考える事の重要性を見てね!)、借金地獄の正体を暴いたり日本経済の矛盾を具体的に解決する手段すらある!

とにかく小説でありながらノウハウ満載、具体的な内容がぎっしり、人生を明るく元気に生きていく技術がある。

かと言ってつまらないのか!?って思わないで!!

無茶苦茶楽しめる内容です。まるで自分の事の様に当てはまる人も居るでしょう(斯く言う私自身かも)

読み進めながらラストを想像できない、予想も付かないほど面白いのです。結構分厚いのに一気に読めてしまう本です。

ラストは感動物です。もちろんそれ以外も中だるみすることなく楽しめました。

映画ではなく、テレビシリーズでやって欲しいですね。13話完結とかで。誰か作って〜!
No. 14
14人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 心が疲れている人に!, 2004-05-27
By ID:A2COICVESAOBCRさん
題名に惹かれて何気なしに購入した本でしたが、何度もジーンとなりながら
一気に読み終えました。小説に出てくる登場人物の人生と自分自身の経験の
一部が重なった時、小説を読み進めることで自分の傷も癒えていくような
気がしました。
特に今、自分がウツ状態なのかなぁと感じる人にはお勧めです。

この本で泣いて笑って、また新しい一歩を踏み出す勇気となったらいいと
思います。

No. 15
9人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 止まらないけど読み終わりたくない傑作です, 2007-11-22
By ID:A1SY1N41YBDCKWさん
各エピソードの感動が重なり、ラスト震えるほどの希望あふれる感動へ一気になだれこむ。
ページをめくる手は止まらないけど、読み終わりたくない。と、小説のおもしろさをあらためて教えてもらいました。
それが証拠に(笑)本なんか読まない大学生と高校生の息子2人が「止まらなかった」「本って音楽も映像もないのに感動するし、涙も出るんだ。笑えたしね。もっと読みたい」
と口を揃えていうのです。
若い人もそうでない人も、だまされたと思って読んでみてくださいね。
必ず共感できるエピソードがあるはず。
極上の空間をお約束します。
その後色々な小説を読みましたが、これほどの傑作を探すのは大変。どなたかオススメを教えていただけませんか?
No. 16
9人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 9月10日から自殺予防週間, 2007-09-08
By ID:A25BDYEYSVT3SZさん
著者は自殺や心の病気についてよく勉強していると思いました。重いテーマですが、読者を笑わせたり泣かせたりしてくれるいい本です。小説の中に出てくる無線機やメガホンが実際に使えたとしても、生に絶望した人の気持ちに入り込めたり、共感できないと命は救えないだろうなと考えさせられました。最後のオチもとてもよい。
No. 17
9人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 生きている意味がしみこんでくるようです, 2007-08-11
By ID:A1UHSRZKOR8G37さん
新幹線の中で読んでいましたが、隣の人を気にしつつも吹き出したり涙がこぼれたり。せつなくて考えさせられて、そして命がいとおしくなる一冊です。悩んでいる全ての人に読んでほしい。死への逃避はありえないのだと。長編ですが、一気に読んでしまう本です。大切に持っていて、いろんな人にすすめるつもり。
No. 18
4人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 読みやすくて面白い!, 2008-01-22
By ID:A3BH97WP69OI3Aさん
作者の高野さんは随分と自殺について勉強したようで、この作品を読むと非常に元気づけられました。
今、現実で辛い人や苦しい人は、きっとこの本を読むことでだいぶ救われると思います。
特に、極道のお爺さんがとてつもなく良いキャラで、また良い指導者でもあります。
主人公の現実で苦しむ人を見る視点や考え、それはきっと自分を客観的に見ることができて初めて共感出来ることだと思います。また、本書を読むことで多くの価値観を身につけられるとも思います。
シナリオの構成もよく、また設定も新しくて面白い。
私は何か辛いことがあった時は、この本を読んで、極道のお爺さんに励ましてもらおうと思います。
No. 19
13人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 一気に読みきりました, 2004-05-10
By ID:さん
「夕方までは死なないでください。僕たちが必ず助けてあげます」
帯に書かれたこの台詞に惹かれて、何となく購入した本だったのですが、まさかここまで泣かされるとは思いませんでした。
生きた年代も死んだ理由もバラバラな自殺者四人の幽霊が、神様に命令されて今にも自殺しそうな人間100人を救助するお話です。

最後の最後まで飽きのこない展開と、現代に生きる全ての人に訴えるような文面。
日常に疲れたときに読めば、間違いなく元気を分けて貰えます。
世界の上に命があるのではなく、一つ一つの命こそが世界を支えるのだと、私はこの本に教えて頂きました。

No. 20
8人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 人命救助って難しい..., 2004-08-12
By ID:AA2POG2J1K46Yさん
13階段の作者が書いた本です。
私は、タイトルが少し気に入らなかったのですが、手に取り読んでみました。
タイトルから創造していた内容と全く違い大変おもしろかった。
損はしないと思います。

何が面白いかと言うと、当然SFです。

現実にはありえない設定ですが(でも、良く練られてます)、今の社会がぶつかってる不合理な問題点をついています。
ニュースに出てくる人の心情が少し教えられた気がしました。
人間ってほんと複雑です...でも、信じて生きていける生き物だ。

No. 21
8人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 ファンタジー, 2004-04-18
By ID:A31SZTOJV0D05Kさん
 タイトルに惹かれて購入してみたのだが、思っていたより涙腺が刺激された。
 自殺してしまったがために成仏できない四人。成仏するために、七週間で百人の自殺者志願者を救わなければならない。
 気軽に読める文章と展開が大きい。なぜなら、自殺を少しでも考えている人でも重い雰囲気で読む必要がないからだ。

 たとえばあなたが少しでも自殺を考えているとして、この小説を読めば救われるかもしれない、そんな可能性を秘めている。
 物語も、純粋に楽しめる。読んで損はない。かなり涙腺を刺激される。

No. 22
12人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 私を理解して、助けてくれた, 2005-07-21
By ID:A2ZPV758FR8OB7さん
「自殺した代償に49日間で100人の自殺志願者を救え」
と言った神様は、救助隊4名に対して、
100人の生き方を見て学んで欲しかったからだと思う。

私は現代社会のどん底を、救助隊とともに這いつくばった。
自分もどうして良いか解らないまま、「生きて」と叫んでいた。

私同様、自分がどん底だと感じる人には読んでいただきたい本だ。
作者は、どん底がどのようなところか知り、肯定した上で
どうすればよいのか、素直に意識に呼びかけてくれている。

短編的なストーリーを読み解くうちに
自分の中の小さな悩みが少しずつ成仏して?いくように、
読後はとてもすがすがしい気持ちになった。
大粒の涙を流して「よかった…」と呟いていた。

奇麗事だけ並べている啓発書の類も良いけれど、
ただの小説に見せかけて多大なパワーを持っているこの本こそが
本当に素晴らしいと思う。

No. 23
3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 現代人の誰にもありえる話、、、, 2007-07-12
By ID:A2MPTPDAS65D5Zさん
実際は此の世のものでない人たちが私達になにかを
訴えている物語です。
自殺と鬱病といういままったく普通にどこかで起きている
悲しいはなしなのですが。
 死んだことを人命救助をしてあの世とやらにいかれるのであろうか。
 そんなところですが、読むといろいろ考えさせられます。
タイトルであとずさらずにぜひ一読推薦いたします。
No. 24
3人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 重いテーマを楽しめる, 2007-04-18
By ID:A2LAWEWEJH232Nさん
絶妙なタイトルに惹かれて買ってしまいました。重いテーマですが、食いつきもよく一気に楽しく(暗い気分を楽しむ?)読めました。この作品を読んで救われる人は確実にいると思う一方で、危ない精神世界に引き込まれそうな(真実か否かを問わず、知らない世界、知らなくてもいい世界を知ってしまう)怖さもあり、そこがおもしろい。自殺について詳しく扱った本は初めて読みました。自殺って他人事ではない身近なものに感じてゾッとしました。自殺の理由はもっと多様かとも思いましたが、案外単純なことがきっかけで鬱病→自殺なのかもしれません。鬱病と自殺の関係にはモヤモヤ感が残りましたが、フィクションなのでそんなものかと割り切ればよし。
No. 25
7人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 笑って泣いて心にしみて, 2008-01-29
By ID:AVMWQ99D9HQPSさん
☆5つ以上だと思った。映像が目の前に浮かぶような描写。読みながら勝手に頭の中で、いろいろな役者さんをキャスティングしてドラマ化していた。
軽やかな文体でするする読めて、それでいて中身はかなりしっかり重く深い。キャラクターが生き生きとして、文句なく楽しかった。救助隊の面々の様子や会話が、楽しくて笑えて、真剣で一生懸命で、やさしくて、あったかくて、いいなあと思った。
心の注意信号が点灯したときに、彼らの声に耳を傾けようと思った。
たとえ問題が、根本的に解決しなくても、人はこころを立て直すことで生きてゆけるのだ。
読んでて笑いながら、楽しみながら、泣きながら、励まされた。よんでよかった。
電車の中で読んでて、涙こらえるのはたいへんだった。
No. 26
7人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 一晩で一気に読んでしまう。, 2004-04-26
By ID:AA2I825PKUN36さん
まるでよく出来た映画のシナリオのような趣のある一冊。
物理的に人間界にアクセスできない幽霊たち。
目の前で投身自殺しようとしてる人がいても指一本触れられません。
激しい振幅で揺れ動く「自殺志願者」を救う手段は
「共感」と「励ましのメッセージ」のみ。
人命救助は実にスリリングでいて、ハートウォーミングな
暖かさに満ちています。

一晩で一気に読んでしまう一冊です。

No. 27
6人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 全ての大人に読んでほしい, 2008-01-24
By ID:A3NJ86YBSFLZUYさん
著者はしっかりと精神障害やうつ病などについて基礎的な知識を仕入れた上で執筆している。
一つ一つの事例をまじめに受け止めて、読者も考えることが求められよう。企業の人事部に所属する自分にとっては、大変参考になった。
もちろんエンターテイメント小説としても充分楽しめる。怒涛の最後の章は、涙無しに読めない。不覚にも帰りの電車の中で読んでしまった。
森田芳光監督あたりに、映画化していただけませんでしょうか。
No. 28
6人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 人は人の間にあって、生きている, 2007-07-13
By ID:A1MDMQEUUN9YUSさん
7月8日付の読売新聞「ポケットに1冊」を読み、その日のうちに本屋に走った。
この記事を書いた記者さん、ありがとうございます。

養老孟司氏の解説の中に、「読後につまらなかったと思うなら、だれかにプレゼントすればいい。プレゼントした相手によっては、喜ばれると思う」と書いてあったけれど、まさにその通りだと思う。人によって、好き嫌いの分かれる本だと思う。

どなたかのレビューに、「人の体は自由に透過できるのに、ドアをすり抜けられないって設定はあんまりかと」とあったけれど、その通りですよね。ほかにも突っ込みどころは満載だ…でも、そこは目をつぶって読む。自分には逆立ちしてもこんなストーリーは描けません…

また別の方のレビューに、「テレビシリーズでやって欲しいですね」とあった。奥付の手前のページを見たら、初出が雑誌7号分であることがわかった。2時間もののドラマでもいけると思うけれど、どこのシーンで区切っても先が気になるから、連ドラ向きなのかもしれない。

いろいろな方のブックレビューを切り貼りしてしまったが、私がこの本を読んでいちばん強く感じたことは、人は人の間にあって生きているということ。
ひとりでは生きられない。もしひとりになったら底なしになるまでにつらくて、生きるのをやめたくなってしまう。そして、生きてゆきたい人にとって死が怖いものなのは、それが、ひとりで迎えなければならないものだからだ。死ぬのは、やだ。その日が来たら、仕方がないけど。
No. 29
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 「勝った」と思った。, 2008-06-19
By ID:A279H9GYLEFAZ8さん
率直なタイトルに魅かれて購入。読み進めると面白く、奥が深い。読み終えて数ヶ月後に地元(宮城)の書店で店員お勧めコーナーに大々的に並べられていた。それを見て、「もう、私、読んだも〜ん。」と自分の心の中で勝手に『勝ち』を意識した瞬間でありました。80年代を生きた方は笑えるところもあって、飽きずに読めます。個人的には映画化してほしいな〜。最初の場面は私の頭の中では、映画の『椿山課長の7日間』とかぶっちゃいました・・・。
No. 30
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 社会問題をエンターティメントにする この技量!, 2008-06-09
By ID:AXHYJCXDPX7JMさん
自殺、というけっして 軽くない社会問題を扱っています。

自殺するまでの要因には、「人間関係」「健康」「経済的な理由」があり、その例になるようなケースを 救助していくのですが、これが凄く面白い!
現代社会が抱えている問題を、こんなエンターティメント作品にしてしまう作者の技量に脱帽してしまいます。

プロフィールに 岡本喜八監督に師事したことがあると 書いてあるのをみて、なるほど、と思いました。 監督も(は?)現実を 笑い飛ばしながらも、社会問題に立ち向かっていくことを忘れない人でした。
No. 31
2人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 おすすめ, 2008-03-10
By ID:A2ID18NKCBF1YYさん
話は面白いし、考えさせられることもあり、最後にはほろりとさせられた。しかしどうも登場人物の言動が俗っぽく、惹かれるものがない。笑いもあるしその普通さがいいという意見もあるだろうが…。文体も、よく言えば読みやすいということになるのだろうが、流麗さに欠け、人によっては逆に読みにくいと感じたのでは。とはいえ、この小説の内容がもたらす貢献を考えれば、文芸的にどうかということを無視しても、人に勧めたくなる一冊ではある。
No. 32
9人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 管理職に取って鬱病を知る入門書, 2007-05-12
By ID:A33JL4T8WVOL5Dさん
会社の幹部研修では社員の鬱病対策に少なからぬ時間を掛けます。 優秀な社員が鬱病になれば多大な損害が会社に掛かります。 実力が発揮されれれば得られたであろう貢献利益が機会原価として損失に廻るだけでなく復帰までの対策は大変のコストになります。 それが事前に防ぐ事が出来れば本人ばかりでなくどれだけ会社にも役に立つか。
この本は面白いだけでなくマネージャーに対する大きなヒントが含まれています。 自殺を考えている人にはむやみな励ましの言葉は不要であるばかりか危険である.ただ話を聞いてあげるだけで良い。 そういう事はその手のテキストにかいてありますがその意味が分かったような気がしました。
No. 33
9人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 ページ数が多いわりに一気に読めました。, 2007-05-12
By ID:A34BYXERA9V8LYさん
 自殺で命を落としてしまった4名の幽霊たちが、神様のお告げで天国に召されるために49日間で100人の自殺志願者の命を救うために、奔走します。 様々な悩みを持つ多くの人々を、彼らは抜群のチームワークで救っていきます。  この作品を読めば、人間寿命でいつかは死んでしまうので、自ら命を絶つのはやめようと思えます。 

 最後に・・・。100人目の救助対象者が意外な人物で驚きます。 ページ数は多いですが、一気に読むことができました。 皆さんもぜひ一読を・・・。
No. 34
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5 教材にしたい, 2007-02-01
By ID:AX2Q8DQYUTYRAさん
この作品は、小学生、中学生の教材にしたいくらいです。ネガティブな心理になったとき、あきらめの思いがおしよせてきたとき、鬱の感覚が攻められたときに、是非読むべき作品だと思います。この作品により、自殺志願者を確実に削減できると思います。
No. 35
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4 芸の広さに驚き, 2005-04-03
By ID:AG53M2SEPYT4Dさん
あの「13階段」の著者が書いた、新境地へ挑戦する意欲作です。
失礼ながら、まさかこんなにユーモアがあるとは思わなかったので、かなり笑えました。
笑えるポイントの一つとして、死語のオンパレードがありますが、もしかしたら80年
代以降の生まれの人には解らないかなあ。
しかし中盤からは、勤め人には身につまされるようなエピソードが続き、社会性を帯び
てきます。巧みな文章とユーモア、人間ドラマに引き付けられること間違いありません。
幽霊であっても様々な経験をしながら成長し、崇高な魂に昇華するエンディングは不覚
にも涙しました。
生者を応援する幽霊たち。読後もさわやかな良い作品です。
No. 36
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5 面白くて感動的でエンターテイメント…形容し難い!!, 2008-02-20
By ID:A3GYYFWS5WULSVさん
自殺という思いテーマが、容易にドラマ化を予想出来るような軽快で読みやすい文章で紡がれ
ていき、一気に読めてしまう。というか、面白くて読むのをやめられない。ただ、面白いば
かりではない。主人公グループを始め、全ての登場人物に自分が重なり、とても考えさせら
れる。自殺というテーマを通して肉体的・精神的な病から経済問題まで勉強になる上、それ
を通して自分自身の問題も客観的に見れてしまうすごさ。小説読んでてよくある、読んでる
最中は面白いけど読んだ後に何となく空しさを感じたりすることも全くない。それどころか
読後に広がるこの感動、感激、爽やかさ!!生きていることを素晴らしいと思える有難
さ!!!

この本はある意味聖書よりすごいのでは!!??と思います。
作者の高野和明さんに感謝、です。素晴らしい小説をありがとう。
ラストのあたりは通勤電車で読んでいたのですが、突然襲った感動に涙をこらえるのに本気
で必死でした。きっとそのときの私を見た人は、何か仕事で辛い思いをしてるのかと思った
ことでしょうね・・・(^^;)。
No. 37
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5 絶対お勧めです!, 2004-05-01
By ID:さん
 面白そうなタイトルに惹かれ、軽い娯楽になればいいかなという気持ちで購入しました。
 実際読んでみると、購入時の予想を遥かに超えた内容の良さで、久しぶりに「当たり」の本に出会ったという感じです。序盤から中盤にかけては、漫画のような展開に引き込まれ、後半は内容の深さにすっかりはまってしまいました。

 タイトルとカバーだけみると、「なにこれ?」という感じですが、読み進めていくうちに、内容の深さに引き込まれること間違いなしです。何度となく泣いてしまいました。出版社や作者の回し者ではありませんが、絶対お勧めです。

No. 38
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5 説教作品。だがそれは必要なものであるのだ。, 2008-07-12
By ID:A3V7DRA991I1RTさん
ある種の自殺に対する説教作品ではある…だがそれゆえに自殺と言うものが生み出す多種の悲劇を嫌でも彫り変えしていく。
私が筆者の意図として高く評価するのはこの点である。
話の設定もありきたりではあるが、しかしそれ故にむしろアニメやライトノベルに近いメディアミックスを可能とするだけの素質は備わっている。
この作品が年々増加する自殺者を踏みとどまらせる特効薬となることを切に望む。
No. 39
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5 とにかく寿命が来るのを待て, 2008-06-17
By ID:A2RDR5M8IUJTSFさん
よく勉強して書かれていると思った。物語として面白く、情景がすべて映像化されて目の前に立ち現れるような描写が見事な小説だった。
うつ病の重苦しさや、新しい環境への適応の難しさや、子どものような心を抱える情動や衝動の激しさや、親子関係の中での傷つきや、身も心もさいなむ孤独や、死ななくてはならないという信念に視野狭窄してしまったときの頑なさ……。
主人公たちの声かけの仕方は、時に認知療法的であり、時に受容と共感の来談者中心療法的であり、時に精神分析的であり、時に戦略的家族療法的であり、時には環境調整やソーシャルワークまでやってのける。
何が問題であるのかを具体的に考える冷静や余力のない中では、死ぬ以外の解決法は見当たらなくなる。もちろん、精神科に受診し、弁護士に相談すれば、すべてOKなんてことは、現実では言い切れないかもしれない。しかし、生きていなければ、一切の可能性が失われる。
読み終えたときに、知らず知らず、読み手はいろんなことを学んでいるだろう。
とりあえず、生き延びてみよう。そこからでいい。
とりあえず、大好きな人に大好きと言ってみよう。それが誰かの命を守るから。
No. 40
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5 おもしろいです、おすすめです, 2004-08-26
By ID:A3B8T79JLPTIZ5さん
この本は読み易いです。通勤の電車の中で読んだのですが、あっという間に読み終わった感じがします。
この本は面白いです。社会問題もあり、心のありようが問われ、深刻な問題もありますがユーモアがあふれています。
泣いてしまいました。最後の方だけ自宅で読んだのですが涙が止まらなくなりました。よかった、電車の中で読まなくて。
No. 41
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5 一晩で一気に読んでしまいます。, 2004-04-26
By ID:AA2I825PKUN36さん
映画のシナリオとしてもそのまま、使えてしまえそうな
素敵な工夫がちりばめられた小説「幽霊人命救助隊」。
物理的に人間世界にアクセスできない幽霊たちの
人命救助の武器は「共感」と「励ましのメッセージ」のみです。
極端な振幅で揺れ動く「自殺志願者」の心情を読み取り
必死の工夫で心変りさせる幽霊たちの奮闘振りは

実にスリリングで飽きさせず、それでいてついつい
ハートウォーミングな涙を流してしまいます。
一晩で一気に読んでしまう一冊です。

No. 42
16人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 自殺志願者に読んで欲しい, 2004-05-02
By ID:さん
現在、日本人の死因第六位にランクされる「自殺」。
理由はどうであれ、自分の死後を考えれば自殺ほど愚かな行為は無いはず。
死んで何が始まるのか?残された人々はどうなるのか?
安易に自殺を考える人にお薦めしたい一冊です。

二度目の東大受験し失敗した主人公が公園で首吊り自殺をし、天国(と思われる所)で知り合った年齢、経歴それぞれ異なる3人の自殺者らと共に、天国へ行く条件として、下界で自殺一歩手前の人間を49日で100人救うノルマを課せられる。自殺予備軍を救う過程で彼らを襲うどうしようもない後悔、怒り、寂寥感などにもめげず着実に仕事を片付け、タイムリミットまで残り半日、ノルマ一人になった時に発見された自殺予備軍は、主人公の父親だった…。

自殺をする人こそが傲慢だ、と言った人がいますが、本書にはその意味が含まれていると思います。

No. 43
6人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 心癒される感動作!, 2005-02-03
By ID:AHLUZ8VC2Q7FEさん
 感動しました!☆がもう一つあれば星6つと言いたいところです。
 自殺志願者を100人救うノルマを神から命じられた幽霊4人組の活躍をユーモラスに描いている本作は、単なるユーモア小説でもSFでもなく、人間の優しさなど心の内面が滲み出てくるような感動作でした。
 参考文献として数々の自殺関連本などが記されていましたが、自殺志願者や幽霊達の心模様が綿密に描かれ、うつ病患者などへの理解もすごく深いものがありました。
 時に笑わされながらも、すがすがしい感動を覚えながら読了しました。
 人間愛の観点から、一種の純愛小説と呼べるのかもしれません。
 私自身、職場での悩みなどで苦しい想いをしてきましたが、この作品に救済される想いがしました。
 うつ病を取り上げたそこいらの医学本より上を言っていること保証します。
 辛い思いをしている方は、ぜひ読んでみてください。
No. 44
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 子供が思春期に読ませたい, 2008-11-26
By ID:A1XWM8P6QXCV9Rさん
数年前に事故で2ヶ月ほど入院した時に
暇つぶしに買いました。

いや、表面上はSFって感じですが
読めば涙が止まりません。
自殺がテーマなんですが、一気に読ませて
しまう内容です。
この作家さんはこういった方法で伝えたい事を伝えられる
素晴らしい作家さんだと思います。
小難しい自殺に関する本を悩んでいる人や子供達は読めるわけ無いので
こういった形でこの主題に挑んでくれたことに感謝です。
できればいろんな人に読んでほしい内容です。
No. 45
3人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 いろんな意味で面白い, 2004-08-23
By ID:A1X4JV5G2J0XBOさん
全体的にシリアスなのだが、その中に笑うべき所が含まれている。
おもしろい。

タイトルが気になり、ここでレビューを見てから買おうと決めました。
タイトルが気になった、という方は是非読んでみて下さい。

No. 46
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5 いろんな人に勧めたい作品, 2010-08-27
By ID:A1JE5VMKLIX9Q7さん
SFちっくな設定ではあるので、正直ほとんど期待していなかったのですが…。
これが読んでみると本当にすばらしくて、いろんな人にお勧めしたいし、自分も得るものがあったすばらしい作品でした。
うつ、こどく、自分の幼さからへの世の中へのどうしようもない怒り・悲しみ、病苦・・・テーマは消して明るくないけれど、
どうしてそうなったのか、どうやったら救えるのか、SFちっくな設定なのに、実は便利な特殊能力がほとんどない
 #瞬間移動もできなければ、戸もあけられない
幽霊たちが必死に頑張る姿をユーモアを交えて描き、微笑みと感動を誘います。
そして自分が自殺したときと同じような理由で自殺を考えている人を救う・救いたいと行動することで、自らが絶った人生の大切さ、自分の過ちを
知っていきます。
作家という仕事は、このように何か大事なものを伝えられるすばらしい仕事だと痛感させられました。
No. 47
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5 読むと元気になれる, 2010-08-16
By ID:A2PXMT86G1DHUIさん
大学受験に失敗して首吊り自殺し幽霊となった裕一は、同じ立場の三人と共に、天国行きと引きかえに自殺者の救助を神に命じられる。
地上に戻った彼らは、救助対象者の内面をモニターし、その悩みを把握し、自殺しないように働きかける。

扱っているテーマは限りなく重たいが、題名からも分かるように、この作品はどこかコミカルで軽快だ。
連続ドラマのように、あるいはマンガのようにテンポが良い。
だからと言って、自殺や命を軽視しているわけではない。
真面目なところは真面目に。
中でも、うつ病を大きく扱っている。
思考停止してしまっている救助対象者を、幽霊たちがあの手この手を使って励ましていく。
その説教じみたセリフに、ハッとさせられることもしばしばありました。

展開がうまくいき過ぎな気もするが、これくらいでちょうどいい気もする。
読むと元気になれる最高の娯楽作品でした。
No. 48
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5 肩肘張って生きている人は、この作品を読む事によって救われる所があるかも知れない, 2010-02-12
By ID:A10JNT2UJNG7QWさん
また高野先生変なの書いてるー。『13階段』は面白かったの
になー、とか思って読んだら、これが何気に面白い。少なくと
も、怪しげなタイトルや本の表紙から想像するよりは、遥かに
面白い。

自殺した四人の男女が、神様の命令で自殺志願者の命を救
うため幽霊となって奮闘する。自殺志願者の耳元にメガホンで
叫んで翻意を促す所などユーモラスである。四人の幽霊のキャ
ラクターも上手く書けている。

彼らが救う自殺志願者の中には、もっと続きを読みたいという
人もいれば、こんな人救う必要は無いんじゃないかと思うような
人もいる。彼らは自殺をくい止めるだけで、自殺志願者の抱え
る根本的な問題を解決する訳ではない。その辺に少し物足りな
さも感じたが、それは自殺志願者自身が解決すべき事なのだ
ろう。

救済の方法も、これで本当に救われたのかと思うようなケース
もあった。うつ病は医者に行けば必ず治るというのは、少し安
直ではないだろうか。

ラストは、ほぼ想像通りの結末を迎えたが、出来れば続編も書
いて欲しいという気もした。日頃肩肘張って生きている人は、こ
の作品を読む事によって救われる所があるかも知れない。
No. 49
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5 みんな元気に、病んでいる, 2010-02-09
By ID:A1G8845G4CZ2GDさん
表向きは何ともない人が沈み、死を選ぶ。
助けるのは死を選んだ4人。内容は「鬱」「自殺」なのに重々しくなく、時にユーモラスに時に真摯に時に涙ながらに助けてゆく。自殺理由も身近な仕事や生活だったり薬物だったり、生活苦だったり。助ける4人もそれぞれ自分の死に偶然か必然か向き合う。
本当に読みやすい、元気を貰う作品。
No. 50
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5 エンターテイメント, 2010-01-14
By ID:A35PDG1LYL06DCさん
現実はこんな簡単にいかないんだろうけど、夢があっていいです。
生きる上でのヒントがたくさん、ちりばめてあります。特にラスト付近の八木の言う名言。いいですね
No. 51
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5 非常によく出来てます, 2007-05-11
By ID:AHQ3Q9FB66CWOさん
何となく手に取って読んだのですが、題材が暗い割りにコミカルに書かれているので、
それが読みやすさとなってもいるし、非常によく出来てます。

これまでもこういったものが小説と化したものは割りにありますが、
毎日内容に書かれたような患者さんと接し、話を聴いたりしている側としては、
そういう世界にいない人がそれをうまく書ききってることに関心しました。

いろんな文献を参考にはしているみたいですが、
果たしてそれだけでこれが書けるのか?と思ったくらいで。

同僚に回しても関心して読んでました。

日々の仕事の中、この救助隊がいたら、と思います、ホントに。
No. 52
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5 軽いノリで..., 2007-04-30
By ID:A2I4OHWI1PZHQ0さん
相変わらず読みやすい文章です。設定もおもしろい。
ちょっと疲れているあなたにおすすめ。
ひと昔前のPCゲームのごとく、
生死をテーマにするとやっぱり泣けます。
Y氏解説はやや興ざめ...
No. 53
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5 この本良いよと、誰かに勧めたくなる本です, 2004-07-29
By ID:A2SW7KEY1Z9C8Lさん
神様のキャラクターも面白いし、話も「ありえない」のだけど引き込まれます。時間を忘れて読んでしまいます。そして、人に勧めたくなりました。涙がとまりませんでした。面白い、そして考えさせてくれる本でした。
 死んだらだめだよ、強くならなきゃ。
No. 54
4人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 とにかく面白い, 2007-04-13
By ID:A2U9HBKHW2CNN2さん
自殺した4人の男女が、神様から「49日以内に100人の自殺志願者の命を助けたら天国に連れて行く」と言われ、幽霊となって地上に舞い降り、様々な悩みを抱えて「死」を選択しようとする自殺志願者(彼等にとっては「救助対象者」)を、次々と救っていく...と云う、他の高野作品とはちょっと違ったアニメチックでコミカルなストーリー展開の中で、しかし、高野和明が、その作品の中で常に問い続ける「命の重み」は、全く色褪せることなく、読む者の心に深く染み込んできて、思わず、目頭が熱くなる。
それにしても、高野和明は、やっぱり凄い!次回作が楽しみだ(ただし、お願いだから、二度と共作だけはやめてほしい)
No. 55
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4 人に勧めたくなる本, 2005-02-05
By ID:A3459S0KLPO144さん
読後にこの本良かったなと思える本でした。
この作者の過去の作品とは多少違うので、今までの作品が(話のジャンル的に)好きだった人には多少減点かもしれません。逆に今までの作品はイマイチだったけど感動物が好きな人にはお勧めしたい作品です。
No. 56
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3 泣けました, 2005-05-11
By ID:A2V53HQR74WX3Uさん
自殺しようとする人の何と多いことか!年々自殺者の数は増えているという。自らの命を絶つのには、それなりの悩みや苦しみがあると思うが、誰かがその悩みや苦しみを受け止めてくれるのなら、その最悪の選択を避けられる場合もある。幽霊人命救助隊の彼ら4人が助けられる命は、年間の自殺者数からみれば微々たるものかもしれない。しかし、確実に助かる命がそこにはある。
100人目の自殺者を救う場面では、涙が出た。自ら命を絶つことを思いとどまる人が少なくなることを、願わずにはいられない。
No. 57
1人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 面白い!, 2009-04-26
By ID:A1BCXE7XDVH6G1さん
面白いです!!不覚にも泣いてしまった所もあり。P532の八木が『ダメ』と言うシーンのページに何か笑ったり。
No. 58
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5 面白くて考えされられる本, 2008-02-03
By ID:AN8089USMCKUEさん
エンターテイメント小説としても充分楽しめる上、「命」の大切さ、生き様について考えさせられる内容になっており、非常に面白かった。
読み出したら止まらなくなり、一気読みでした。
タイトルがギャグっぽいのが賛否両論ありますが、読み終わってみると結構味があるタイトルだと思いました(販売面ではマイナスですが)。
No. 59
5人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 映画化希望, 2005-01-28
By ID:A1VMR29MAQI6J6さん
アイデアはとても面白く、軽く読めてしまう。読めば読むほど次の展開が気になって止められなくなる。ただ、もう少し泣かせる描写がほしかったという気もしますが、最後の最後にじーんとさせられました。ぜひ映画にしてほしいと思いました。
No. 60
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4 素朴なヒューマニズムと正義感, 2007-10-28
By ID:ANYR37YHDHMMOさん
良い小説です。「良い」というのは、素朴なヒューマニズムと正義感にあふれている、という意味でです。

つまり、作者の、今の日本社会が抱えている病理的諸問題や社会の有り様そのものに対して抱いているのであろう腹立たしさが表現されていて、とてもストレートな問題提起小説になっている、ということです。それが、決して堅い深刻なトーンではなく、むしろコメディタッチの設定と文章で語られているので、そういう点で読みやすい小説でもあります。

ただ、随所に出てくるギャグや!マークを多用した文体は、好みが分かれるかもしれません。少なくとも私は好みませんし(いくらコメディタッチでもギャグ的な部分はカットしたところで何の問題もないと思いますから。それに、例えば筒井康隆のギャグの処理の仕方はもっと洗練されていたような気がします)、作者の主張したいことには大いに共感できるだけに、やや残念ですね。

No. 61
8人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 自殺者を救助した後をもっと読みたい, 2008-06-21
By ID:A13F3H3AUI3R3Jさん
自殺をテーマとしていると重くなりがちだと思いますが、キャラクターの良さといい、時折見られるギャグといい、話の展開も読みやすかったと思います。
ただ自殺を考える気持ちというのはこんなにすぐになくなるのかなと疑問に思いました。本書のように孤独な人間に話し相手を与えたことで救助成功などというのは、一時的なもので救助というには少し軽いかなと思いました。救助対象者の救助後の展開も少し見られましたが、もう少しその後を描いて欲しかったです。
No. 62
22人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2 退屈・・・, 2008-04-12
By ID:A1YOOQTKDTX3TIさん
意外と評価が高くてビックリ・・・。

個人的には読んでいて退屈でした。
飽きてきて、読むのが極めて困難でした。。
とてつもなく怠い。

神経症等の描写は詳細すぎてかえって興醒めでした。
本当の体験談に勝るものはないからです。

連載漫画やTVアニメになったらとても面白いだろうと思う。
活字で読む話じゃないなと・・・。
No. 63
25人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2 設定に難あり, 2007-05-13
By ID:A2ACV13BB42DRXさん
ファンタジーと割り切ればそれまでですが、設定に難あり。
ツッコミどころに事欠きません。
自殺の瞬間に後悔したために成仏できなかった4人組が
神様の命令で現世に戻って自殺しようとしている人を49日以内に100人救う。
自殺を言うテーマを扱うには、この設定がどうにも軽すぎます。

自殺志願者を救済させるべく遣わした者になぜ中途半端な能力しか与えないのか。
(人の体は自由に透過できるのに、ドアをすり抜けられないって設定はあんまりかと)
いや、それ以前に、そもそもなぜ神は自ら自殺志願者を救わないのか。

この命題と細部の矛盾が気になって作品を楽しむことはできませんでした。
No. 64
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2 どこが面白いの?, 2008-04-06
By ID:A3EFF7QO7985BRさん
冗長だったし、ギャグかマジかわからない部分も多かったし・・・
No. 65
23人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2 題材は良いが、詰めが甘い。, 2006-10-03
By ID:ANZHN2MJRHZT5さん
『13階段』『グレイヴディッガー』と楽しく読めたので
この作品にも期待していましたが、今一歩でした。詰めが甘いです。

最大の問題点は、救助隊の4人が100人の命を助けていく中で、命の大切さに目覚め、
自分が自殺したことを後悔する部分の心理描写が致命的に言葉足らずなことです。
作品の展開上、ここが一番大切だと思うのですが……。

また、「自殺願望が生まれるのは鬱のせいです。病院へ行けば治ります。」
という通り一遍の考え方が頻出しますが、これは間違っていると私は思います。
あの『夜と霧』で有名な精神科医フランクルによると、
鬱の苦しみは「果たして、こんな人生に意味があるのだろうか?」
という、極めて実存主義的な問いと深く関わっているのです。
医学的治療の方法を云々するだけで、解決できる問題ではありません。
著者自身が鬱をよく理解していないために、「参考文献を調べて書きました」
という感じがモロに出ていて良くありませんでした。

更に、これも致命的な欠点ですが、救助対象者が自殺しようとする理由がショボすぎます。
リストラ、借金苦、普通のいじめ、などといった理由ばかりで、
「過失で人を殺した」というような、本当に深刻な苦悩を抱えた人がほとんど出てきません。
これでは、ホンモノの救助とはいえないでしょう。

「自殺者が幽霊となって人の命を救う」というアイディア自体は非常に良いと思います。
それだけに、詰めを誤ってその優れたアイディアを台無しにしてしまっていることが
残念でなりません。

もし、このレヴューを読んで下さっている皆さんの中に、
人生に苦しみ、自殺を考えている方がいらっしゃるなら、
私は、上に挙げたフランクルの『夜と霧』『それでも人生にイエスと言う』をお勧めします。
この2冊は、正に人生の伴侶と呼ぶにふさわしい、奇跡的な傑作です。
自殺願望も消えます。是非、読んで下さい。
No. 66
37人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2 感動物として, 2005-08-19
By ID:A1I59QLDG0WWMCさん
話題になっていたので読んでみましたが
いまいちでした。
13階段の人だもんな・・だめだよね。

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