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2ちゃんねる宣言―挑発するメディア (文春文庫PLUS)

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おすすめ度
3.5 (16件のカスタマーレビュー)

ケータイで読む
No. 1
65人中、47人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 (゚∀゚)イイ!, 2001-12-09
By ID:さん
今までも数々の2ch関連の書籍が出されてきたが、これほど読み我意の
ある物は無かった。
過去のスレッドを書き写しただけ、などと言う粗悪な内容では無く
2ちゃんねる閉鎖危機、著名人との対談など興味のそそられる内容で
盛りだくさん。
AA(アスキーアート)などの解説も踏まえ書かれてるのでその辺も
読んで見るとおもしろいかも。

書くことが書ききれなかったと言う感じに、ギュウっと詰め込まれた
一冊です。

2ch好きな人は★+1つ。そうで無い人は-1つ。

No. 2
15人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 「社交場」から「雑踏」へ変わった掲示板, 2003-12-19
By ID:A2WRDDS5TYIIPDさん
 本書に出てくる2ちゃんねる擁護派の人たちの言い分を聞いて、彼ら自身もまた大きくなりすぎた2ちゃんねるに当惑し、複雑な感情を抱いているのだろうという印象を受けずにはいられなかった。彼らはまだネット掲示板がこれほど注目を集めてはいなかったころからの利用者である。そうした小さなコミュニティの中では利用者が守るべき暗黙のルールというものが存在していた。相手を必要以上に不愉快にさせないというのもその一つだった。

 ところが既存メディアを通して世間の耳目を集めるようになり、およそ三百万人もの人間が訪れるようになると、暗黙のルールは無視され、初期ユーザーたちは興味を失って次第にそこから去っていった。彼らはあとから来た利用者の好き勝手な振る舞いに当惑しつつも、そうした負の面だけを見てネット掲示板の存在そのものを危険視する連中に反発を感じずにはいられなかった。そのような複雑な思いは、あとがきで2ちゃんねるの切込隊長なる人物の「もはやネットユーザーの望むと望まざるとに関わらず、ネットコミュニティは確実に現実社会とリンクし、ネットワーカーの社交場から雑踏へと変化していった」という発言からもわかるだろう。そこには「社交場」への懐古の情と、「雑踏」到来の不可避性に対する諦めが共存している。そして論理的にはかなり苦しいにも関わらず、そうした「雑踏」になんとか前向きな存在理由を与えようと苦心する様が、本書に映し出されている気がする。

No. 3
24人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 一般の人(謎)にお勧め, 2001-12-14
By ID:A28SCQ7EPXY090さん
2ちゃんねるとはどういう場なのか、このような場がインターネット上にある意味などを読み解こうとしている本。「2ちゃんねるって話題になっているが良く知らない」という様なオジサンにお勧めします。
ひろゆき氏のインタビューや対談、切り込み隊長の後書きなど、2ちゃんねらもそれなりに楽しめます。
誤植が多いので-★。
No. 4
11人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 人間がいます、2ちゃんねる, 2006-04-25
By ID:AV1N16KUVFC00さん
某巨大宗教団体のキャッチフレーズを頂いたが、2chは人間の営みそのものだ。清濁合わせた混沌、数で圧倒する平凡と少数の優れた情報。およそ人間の興味を網羅してしまう恐ろしい幅の広さ等など。
後世の歴史家や民俗学者社会学者が20世紀末から21世紀初頭の日本人を理解するなら新聞雑誌よりも断然2chに価値を見出すと思う。
この本でひろゆき=ハッカー精神の持ち主、という指摘は鋭い。

No. 5
18人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 ところで「2ちゃんねる」ってなんだ?, 2004-01-19
By ID:A17MFHC0FTY9F3さん
前人未到の巨大総合掲示板サイト「2ちゃんねる」の存在を教えてくれたのは、パソコンに詳しい会社の同僚だった。そのときにサブカルチャー色を強く感じたことを覚えている。いつしかお気に入りに登録して、あるカテゴリーのスレッドを毎日チェックするようになっていた。本書を読んで知ったのだが、ぼくは「ROM」(リーディングオンリーメンバー)だそうだ。ぼくは舞台裏の制作秘話が無類に好きである。誰がどんな目的で「2ちゃんねる」を立ち上げたのか、また運営していく中でどんなドラマがあったのか、ぼくの好奇心を本書は充分に満たしてくれた。読む前にサブカルチャーテイストなものだろうと思っていたら、とても真面目なトーンの本だったので意外であった。
No. 6
6人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 「社交場」から「雑踏」へ変わったネット掲示板, 2003-12-09
By ID:A2WRDDS5TYIIPDさん
 本書に出てくる2ちゃんねる擁護派の人たちの言い分を聞いて、彼ら自身もまた大きくなりすぎた2ちゃんねるに当惑し、複雑な感情を抱いているのだろうという印象を受けずにはいられなかった。彼らはまだネット掲示板がこれほど注目を集めてはいなかったころからの利用者である。そうした小さなコミュニティの中では利用者が守るべき暗黙のルールというものが存在していた。相手を必要以上に不愉快にさせないというのもその一つだった。

 ところが既存メディアを通して世間の耳目を集めるようになり、およそ三百万人もの人間が訪れるようになると、暗黙のルールは無視され、初期ユーザーたちは興味を失って次第にそこから去っていった。彼らはあとから来た利用者の好き勝手な振る舞いに当惑しつつも、そうした負の面だけを見てネット掲示板の存在そのものを危険視する連中に反発を感じずにはいられなかった。そのような複雑な思いは、あとがきで2ちゃんねるの切込隊長なる人物の「もはやネットユーザーの望むと望まざるとに関わらず、ネットコミュニティは確実に現実社会とリンクし、ネットワーカーの社交場から雑踏へと変化していった」という発言からもわかるだろう。そこには「社交場」への懐古の情と、「雑踏」到来の不可避性に対する諦めが共存している。そして論理的にはかなり苦しいにも関わらず、そうした「雑踏」になんとか前向きな存在理由を与えようと苦心する様が、本書に映し出されている気がする。

No. 7
12人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 光と影, 2004-10-29
By ID:A2KIRMOXPNF235さん
インターネット世界に君臨する、世界最大規模の悪名高い匿名掲示板群、「2ちゃんねる」。この人騒がせなムーブメントはどのようにして興ったのか? 時に現実世界を巻き込んだ騒動を引き起こすまでに住人を惹き付けている魅力とは? 果たしてその実体は、「ただの便所の落書き」か、「人の真の姿を映しだす鏡」か? そうした疑問を解くための一つの貴重な教材となるのが本書である。
全てのものに表と裏があるように、「とにかく荒んだ場所」「ひきこもりの巣窟」「クズの掃き溜め」といったイメージがどうしても先行する「2ちゃんねる」にも光と影がある。世の出来事それ自体に「意味」は無く、一つ一つの出来事の「意味」を、解釈・判断・決定するのは、あくまでも自分自身だ。偏見と無知と食わず嫌いで「2ちゃんねる」を毛嫌いしているそこのあなた。ただ避けるのではなく、まずは本書を読んでみて、自分の頭で判断を下してみてはいかがだろうか。
No. 8
29人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
2 浅い。古い。, 2003-02-18
By ID:A1UU9ZQJPYM182さん
いま、この期に及んでこの「2ちゃんねる宣言」を読もうと思うヒトは2ちゃんねるの名前は知ってるけど・・・という程度の(わたしと同じ)「遅れてきたひと」が大半ではないでしょうか。本書はこの巨大掲示板の成り立ちから、ひろゆき氏のスタンス、そして最後に氏の対談、という構成になってます。要は、2チャンネルはネット社会の急成長と轍を一にしてあくまで自然体でここまできた、ということであって、この匿名掲示板のメディアとしての本質的な意味とかわたしが知りたいことは「ヒマだからつくった」「うざい」のどっちかでばっさり。「メディア論」というにはあまりにも浅くてわざわざ買って読むほどのものでなく、本読むよりも2チャンネルをヒマなときに覗いてみれば少なくとも2チャンネルがどういうもので、今後どうなりそうかの想像はつくでしょう。それ以上に面白いネタはこの本にはありません。初版が01年の12月。この世界ではもう完全に「古本」の部類です。
No. 9
1人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 ひろゆきを知るにはおもしろい, 2008-09-01
By ID:ASPRECGC8VXSYさん
著者のエッセイ風の文章を交えた前半と、ひろゆきとその他著名人との間のインタビューが数本。若いころのひろゆき像と黎明期の2ちゃんねるの成り行きが垣間見れるのがおもしろい。まさにひろゆき無くして、2ちゃんは有り得ないと感じさせる、ひょうひょうとした彼のサマは、清々しい物がある。

匿名性から生まれる非常に価値のある情報と、まったく価値のない情報が玉石混淆なのはいまでも相変わらずで、ユーザが増えたことによるSN比が低くなったことを除けば、この本が書かれた当時とあまり変わらない状況のようだ。本作の発表から時がたち、今現在では2ちゃんねるも市民権を得て、安定した存在になっていると思われる。将来どうなるか分からなかった当時は、2ちゃんねるに新しい形のメディアを見た著者のような人々のテンションは高かったのだろうが、振り返ってみると、2ちゃんねるは当時思われていたほど画期的な媒体だったのだろうか、疑問にも思う。

色々と言われる2ちゃんねるだが、暇つぶしに面白いのと、独自のAAや言葉文化などのお陰で、メディアがどうのだとか大げさにとらえなくても、ひろゆきがいる限り、2ちゃんねるとして自己完結して存在し続けるものだろう、と感じた。
No. 10
53人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 2ちゃんねらー出ない人こそ読む本, 2002-02-11
By ID:A3KVUOILU6YQ5Mさん
面白いです。でも、2ちゃんねるをはじめとした、ネット・コミュニティの常連であれば、この本で得られることは少ないはず。文字(とAAか(^-^;))の戦いの場、ネット・コミュニティを食わず嫌いしている人こそ、この本でその本質に触れて欲しいと思います。

確かに怖い、でもイイ面もたくさんある。喧嘩もある、でも知り合いを作れる…それってネットだけのこと?社会リテラシーに、電話に次ぐメディアが新しく入ってきただけのこと。
それにしても、米国では2ちゃんねるのような巨大BBSは生まれないという…日本人は何が違うのか、そこも知りたいな。

No. 11
9人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 2ちゃんねるにハマっている人には良いと思います, 2005-12-01
By ID:A1DCPVB7G7YXBAさん
 私が2ちゃんねるの存在を知ったのは、2000年か2001年頃だったような気がしますが、何か得体の知れない物・不気味な物とよく知りもしないで感じていました。「便所の落書き」と評される事もありますが、決してそのような物ばかりではないと思います。
 何でもありの世界だからこそ面白く、ハマっている人にはたまらないでしょう。私は6月頃からよく見るようになったのですが、色々な情報収集の場として評価しています。
 この本は、2ちゃんねる創設の話など盛りだくさんで、対談も多く読みがいがあります。
No. 12
13人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5 かなり真面目な本, 2005-08-09
By ID:A2N73Y85JSOSL0さん
『2ちゃんねる』。この言葉を聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか?
「日本最大の匿名掲示板」「楽しい場所」「ゴミが集まる場所」
「厨房の巣窟」「現実をもっと見てほしい」「AAが面白い」・・・
色々な意見が出るはずだ。
この本では、その2ちゃんねるを扱っている。

2ちゃんねるを扱った本は多数出ている。
最近では「電車男」というヒットセラーも出た。
だが、どれも2ちゃんねるの一部しか見ていない本ばかりである。
勿論、それは悪いことではなく、娯楽という意味での2ちゃんねるを映し出した素晴らしいものである。

それに対し、この本では2ちゃんねるを細部まで、また外部からの視点で、詳しく、深く掘り下げている。
読み我意は自分が出会った2ちゃんねる関連の書籍では恐らく一番高いであろう。

2ちゃんねるの誕生、ひろゆきの正体、「匿名掲示板」という意味・意義、
AAキャラクター「モナー」についての考察、閉鎖騒動の詳細、オークションに出された2ちゃんねる、
ひろゆきとの対談、etc・・。

2ちゃんねるは何なのか。
そのちょっとした疑問から、ここまで広がることができる。
2ちゃんねるが好きでも、2ちゃんねるが嫌いでも、
2ちゃんねるを「電車男」という狭い観点からしか見ていない人も、
まずはこれを読んで頂きたい。
そう思える1冊である。

情報は2003年までしか記載していないのでニュース速報VIPや、
電車男、マイヤヒー(マイアヒ)の流行・影響などといった最近の出来事については全く触れていないが(当然だが)、
これを読むだけで充分2ちゃんねるを理解することは可能であろう。

ちなみに、2ちゃんねる語等についてはあまり詳しく載っていないので、
そういったのが知りたいならこの本ではなく
2典やAA大辞典をお薦めする。

・・そしてこういって薦められてホイホイ買わないで、
インターネット上で最新版を無料で読む位できないと2ちゃんねらーとしては失格でしょうなw
まぁ、記念として買うのもありなのだが。

No. 13
36人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 匿名掲示板の帰趨は・・, 2002-07-23
By ID:A15KID1SWZ3WPRさん
本書はメタ2ちゃんねる批評である。どのスレが面白いとか、2ch上で生起した事件を詳細にフォローして過去ログがどこにあるか、とか、アスキーアートの意味などはさして扱われていない。そのような情報を求める向きには既に何冊か別の本が出版されている。

さて。昨今2ちゃんねる掲示板が訴訟の舞台に引きずり出されている。この掲示板の毀誉褒貶の激しさの一因が名誉毀損問題なのだが、匿名掲示板の匿名掲示板たる部分の問題性を指摘した裁判所の判断が既に出されており、今後の2ちゃんねるの帰趨を占う上で目が離せない。要するに、今までの2ちゃんねるのシステムであれば書き放題、書き逃げという観が否めなかった。判例でも指摘されている通り、書き込みを行った個人のログを保存がなされていないため掲示板管理人が訴訟リスクを負担せざるを得ないのだ。リスクの負担をいつまでも管理人が負担しうると「期待」できない以上、完全な匿名のままでありつづけることは恐らく困難である。ミルトン・フリードマンではないがタダのランチはない、のである。とはいえ、完全な匿名性は困難にしても、匿名メディアは依然必要であろう。書き手の社会的帰属が、誰にとっても明らかになることで生じる不都合は余りあるからだ。その点で2ちゃんねるの存在意義はこれからも増し続けるに違いない。

いずれにせよ、問題を抱え続ける2ちゃんねるの状況を整理し、その帰趨を占うために本書は読まれるべきである。

No. 14
4人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
3 2ちゃんねるに感じることは、, 2006-09-24
By ID:A3V2SYURTB63DGさん
発言者が巨大な集会の壇上に立っているにもかかわらず目の前の人間とだけ話をしているような気がするということである。そして、一度何かのきっかけで、その集会の規模に気づいてしまったら、とたんに怖気づいてしまうのである。

ともあれ、製作者の「おもしろさ」という原動力には共感を得るとともに、そのような人間が新しい風を起こすのかと感じた。
No. 15
38人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 言葉の迷宮, 2002-05-10
By ID:ASX4TZJEO4Y06さん
   メールを見るついでに「お気に入り(ブックマーク)」に入れてあるホームページを見て歩く、ということを多くの人がしていると思うが、行った先のサイトが昨日と変わらず同じ文面だったらちょっとがっかりするなあ、と感じている人もたくさんいると思う。その点、「掲示板」や、「個人の日記」は更新も頻繁に行われ、そこに飛んでみようと比較的期待の持てるものである。しかしそれでも、毎日訪れるほどの価値のあるものはそう多くはない。

 2ちゃんねるは、そういう不満を一挙に解消してくれる。毎日300万人の人が訪れるというのだから。それどころか、ありとあらゆるテーマにおいて、こちらから書き込むことさえできる。インターネットの世界がボーダーレスであり流動的であり双方的であると実感でき!!る数少ないサイトのひとつがここだと言っていいだろう。ありがたいアドバイスや、ウソ臭い落書きや、言葉遊びだけの殴り書きなどをかき分けながら、2ちゃんねるは私たちを迷宮のかなたへと連れていってくれるのだ。

 だから、ある問題を解決するための「お墨つきの」解決方法を知りたい人や、仲良しクラブでお互いに慰めあうだけの関係を求めたい人や、「禿同」とか「逝ってよし」とかの言葉遊びを単純に楽しめない人は、居心地が悪く感じたり、「便所の落書き」などと発言して顰蹙をかうことになる。そういう意味でも、最終章に収録されている、田原総一郎や山形浩生や宮台真司らと西村博之との対談は、彼らの感性がどのへんにあるのかを映し出していてなんだか面白かった。

No. 16
34人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
4 media literacyと「2ちゃんねる」, 2001-12-19
By ID:さん
 本書で数回登場するキーワードに、media literacy(メディアリテラシー:さまざまな形態のメディア情報を、批判的な主体性をもって解読できること。)という言葉がある。

 もちろん、本書に書かれている内容、あるいはそもそも「2ちゃんねる」で交わされる個々の発言に批判的な目を向ける事を忘れてはならない。しかし、本書は既存のマスメディアに対しても、同様のリテラシーをもって接するべきであると主張する。

 1999年5月に登場した巨大掲示板「2ちゃんねる」に関し、現在の姿を概観するという体裁をとっていつつも、現代日本のメディア論としても十分読むに値する本だと思われる。


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